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例えば、
「太陽電池で自宅の玄関照明灯を暗くなったら点灯させたい。」
もう少し具体的にすると、
- 商用電力を使用せず、太陽光発電システムで玄関照明灯を暗くなったら点灯させたい。
- 電球は、13Wの電球型蛍光灯で、点灯する時間は6時間程度。
- 太陽電池は、車庫の屋根(ちょうど真南で角度は30°位)。
- 制御機器(蓄電池など)は、車庫に取り付け。
- 太陽電池、玄関照明灯、制御機器間の接続配線は、壁伝いで可能。
- 掛かる費用は、これから調査する。
- 電球に必要な電気は 交流100V。 → インバータ(変換器)が必要。
以上の内容から、太陽電池モジュール及び蓄電池を設定する。
13Wの電球型蛍光灯を6時間点灯することより、
負荷消費電力量 LD' = 13W×6時間 = 78Wh
この消費電力はインバータからの出力で、インバータの入力としてはいくらか?
おおよそインバータの効率を80%とすると、インバータの入力側での消費電力量LDは次の通りである。
LD = LD' ÷ 0.8 = 97.5Wh
この値より、不日照は、4日として蓄電池容量BPWH を 式[2] より求めることができる。
BPWH = LD×ND×K1 = 97.5×4×1.45 = 565.5Wh
また、 式[3] より
BAH = BPWH ÷ VB = 565.5÷12 =47.125Ah
消費電力量LDよりも発電量Epが大きければ、システムは機能します。
従って 式[1] を1日あたりとして考えると次の様になる。
Ep = (PAS×HA×K)/GS > LD
ここでHA を3.8kWh/m2・日、Kを0.7とすると
PAS > LD ÷(HA /Gs×K) = 97.5÷(3.8×0.7) = 36.7W
以上より
太陽電池モジュールは、36.7Wより大きいもの
蓄電池は、12V 47.125Ah以上のもの
これらのもので、13W電球型蛍光灯が日暮れより6時間点灯することができます。
(厳密には、各種損失や温度、消費する機器について詳細に検討計算する必要があります。)
以上のほかに、制御機器が必要です。
太陽電池の発生電力を蓄電池に効率よく安全に充電する機能と、太陽電池をセンサーとして機能させ、暗くなったら電力を出力する機能などをもつコントローラー。 一般にコントローラー(ライトコントロール付)と呼ばれています。
太陽電池の電力及び蓄電池は、直流電力です。 この直流電力を交流電力に変換する機能をもつインバータが必要です。 この例では13Wの電球型蛍光灯ですので、50W〜100W程度の出力可能な物が必要となります。
DC/ACインバータと呼ばれ、出力の波形が a)正弦波 と b)擬似正弦波 の二つがあります。 b) のものは比較的購入しやすいですが、用途により使える機器が制限されます。
これらをまとめると 次にあげるものが基本要素として必要です。
- 太陽電池モジュールは、36.7Wより大きいもの
- 蓄電池は、12V 47.125Ah以上のもの
- コントローラー(ライトコントロール付)
- DC/ACインバータ 50W〜100W程度
これらの基本的な要素のほか
- 太陽電池を固定設置するもの
- 蓄電池、コントローラー、DC/ACインバータを収納するもの、及び固定設置
- これら要素を電気的に配線接続する電線や、保護機能を持たせるための保護機器
ここでは説明を省略しましたが、日射量は、1年を通してもいろいろと変化していきます。 また、地域によっても変わります。 最適な条件を検討し設定してみて下さい。 詳細データは、NEDOより入手できます。
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